東京臨床心理カウンセリング学院で学び、赤坂心療内科クリニックで心理セラピストとして働いている鹿島 理子さんに、体験談をおうかがいしました。
鹿島さんは、小学校の先生の仕事に満足できない、父親との関係がうまくいかないと悩んでいました。
【中野式】心理療法を学び、どのように人生を大きく変えたのでしょうか? その体験をお話いただきました。
鹿島 理子(かしま りこ)と申します。
赤坂心療内科クリニックで心理セラピストをやっています。
プライベートでは、特に家族関係、父親との関係がすごくうまくいっていなかったです。
仕事の方は、小学校の先生だったんですけれども、 自分自身、あまりなりたくてなったものではなく、自分に満足できていなかった。
うつ病と診断されて、休職していた時期がありました。
『137回の(前世を持つ)少女』を読ませていただいて、なんか人生の使命だとか、前世というのを、自分もそういう体験したら、
「そういうことが、もっとわかるのかな?」
とか、そんなことを考えたりしていました。
先生のされている療法は、とても神秘的なものであるのは間違いなかったんですけれども、でもすごく論理的で、アカデミックなものだったんだな、ということに驚きました。
「す、すごい! こんな世界があるんだ!」
というふうに、逆に思いました。
プライベートは、両親との関係が本当にとても良くなりましたし、かわいがってもらったこと 、愛されていたことを思い出して、家族関係が良くなっていったのが、一番大きな変化だなと思います。
仕事でも、やはり人間関係はずいぶんとよくなったな、というふうに思います。
一番最初に「アッ!!」と自分で思ったのは、職場で本当に嫌いな人がいたんですね。
ある時から、なんかその人のことの嫌な感情というのが、全然出なくなった瞬間があって、それが自分ですごく驚いた覚えがあります。
それを感じたのは、1年ぐらいだったんじゃないかな、というふうに思います。
こんなふうに、人生が開けると、想像もしていなかった。
自分の人生、生きてるっていう感じでしょうか?
人との交流の温かさを感じられる、幸せな瞬間がすごく増えたな、というふうに思います。
私自身が、人生すごく大きく変わったので、それをやはり皆様にも、ぜひいろんな人に、苦しんでらっしゃる方、本当につまずいていらっしゃる方にも、体験していただきたいな、というふうに思います。
自分のやりたいことを、本当にやって、イキイキと生きてるように見えるかな・・・と。
私にとっては、人生そのものというか、私もともと小学校の現場で特別支援教育をずっとやっていました。
子どもの専門というところは、これから目指していきたいな、というふうに思います。
もちろん その発達障害の方に対するアプローチ なども、自分自身のこれまでのキャリアも活かして、そして、先生の療法も活かして、やっていけるプロになりたいと思っています。
経歴
公認心理士。臨床発達心理士。学校心理士。特別支援教育士。
小学校教諭免許·中学校教諭免許取得。
小学校教諭·通級指導教室担当·教育委員会指導主事として従事。
東京臨床心理カウンセリング学院プロ認定セラピスト。