東京臨床心理カウンセリング学院で学び、赤坂心療内科クリニックで受付事務をしている仁科 由美子さんに、体験談をおうかがいしました。
仁科さんは専業主婦で、心身症で家から出られなくなった娘さんのケアをしていました。
「自分の人生をちゃんと生きている姿を娘に見せてあげたい・・・」
そんな想いを、どうやって娘さんに伝えたのでしょうか?
仁科 由美子(にしな ゆみこ)と申します。
赤坂心療内科クリニックの受付事務をさせていただいております。
専業主婦で、ちょっと心身症を抱えている娘のケアをしていました。
娘が心身症ということで、家から出られなくなってしまいました。
その時、ちょうどコロナだったために、家から出ちゃいけないということもありまして、もっと深く大きな症状として出てきてしまった時がありました。
「1つの部屋に一緒にいなければ、不安だ」
という状態までなった時に、私も本当にびっくりしました。
「ここから、どうやって抜け出したらいいのか?」
というのがわからない・・・
私、YouTubeを見ていたんですね。
その時に、中野先生の『137回の前世を持つ少女』というYouTubeに出会いました。
自分の人生をちゃんと生きている姿を、娘に見せてあげたいな・・・
というのが、(外で働くことにした)一番の理由です。
娘も外に出るようになりました。
本当に狭い人間関係の中で生きていた私なんですけれども、親密な社会の中に出て、人との関係が安全なんだというのを、娘に伝えられているのかな、と思っております。
娘も、外に出て少しずつ学校にいけるようになり、いい先生方と出会い、自分で心を開いて、お友達ができたりですとか、いろんな大きな変化がありました。
でも、1つ1つ ステップを変えて変化してきているので、
「気づいたら、すぐ変われるんだ!」
というのが、今の意識です。
娘からは、
「お母さんは、本当に家に専業主婦でいたお母さんが、こうやって電車に乗って働きに行ってるんだね」
「それだけで、すごい驚きだ!」
と言われております。
お金には絶対かえられない、価値のある講座だと思っております。
人生の中で自分で自分自身をコントロールして歩んでいける、と実感しております。
それが何よりも大きな宝だなと思ってます。
目標は、こちらのクリニックで心理セラピストとして、お仕事させていただけるような自分になりたいな、というふうに思っております。
私の母親も、精神疾患を持っていたりですとか、娘がこういう心身症を持ったり、やはりそういうふうにいろんな問題を抱えてる方が、よりよい人生を生きるためのお手伝いをさせていただくことができたらいいな、というふうに思います。