私が、この東京臨床心理カウンセリング学院を
創設したいと考えたのは・・・
私が大病を患い、死に直面した後、奇跡的に回復して、いただいた「いのち」をどう使うかを考え、自分の使命を定めた時にさかのぼります。
心によりそえるプロの心理セラピストを育てる
それは、クライアントさんの心によりそえる、プロの心理セラピストを育てることでした。
特に、死に直面したご本人やご家族への心のケアができる、プロの心理セラピストを育てたいと思いました。
なぜかというと、自分が死を覚悟した時に、
「どうやって死んでいったらいいのか・・・」
全く教えてもらっていなかったことに、初めて気づきました。
誰かに相談しようとしても・・・
「そんな、死ぬなんて・・・
縁起でもないことを言ってはダメよ」
と、誰も取り合ってもくれませんでした。
実は、生と死は、表と裏の関係にあります。
よりよく生きるための心理療法
つまり、よりよく死ぬことは、よりよく生きることなのです。
そこで、私は、よりよく生きるための心理療法を、探求するようになりました。
その根底にあるのは・・・
森羅万象、生きとし生けるものすべて、
人間も、動物も、植物も、
子どもも、大人も、お年寄りも、社会的な弱者も、
相手に対する思いやりをもって、お互いに助け合い、
共存できる世界をつくりたい!
という私の心からの願いがあります。
そのような世界をつくるため、
心によりそえる心理セラピストを育てること。
それが、本学院の創設の理念です。
本学院は、特定の宗教にとらわれず、「よりよく生きるための心理療法」と「死に逝く人や看取る人のための心理療法」の両方を学べる、日本で唯一の心理療法スクールです。