大人の愛着障害 過食嘔吐の事例 公認心理師 中野日出美

愛着障害が「自己肯定感」を傷つけ、
自ら自分の体を傷つける行為をしてしまう事例をご紹介します。

 過食嘔吐が癖になっている由紀奈さんのケース

由紀奈さん(27歳)の買い物かごには、お弁当3個、おにぎり数個、菓子パン5個、チョコレートやスナック菓子、清涼飲料水などが、ぎっしりと詰め込まれています。

ここはコンビニ。

由紀奈さんは、レジで店員さんに肉まん類を数個、唐揚げ、おでんなども注文します。

由紀奈さんは、時々こうしてコンビニでたくさんの食料を買い込み、一気に食べまくります。

でも、太るのが怖いので、すぐさまトイレで吐き出してしまいます。

「もう喉元まで詰め込むって感じなんですよね。その方が吐きやすいから」

由紀奈さんの過食嘔吐が始まったのは高校生の時のこと。

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