カリキュラムの全体像

本学院の心理職教育の基本的な考え方として、
まず【中野式】心理カウンセリング4つの基本スキルを、習得できるように、学んでいきます。

4つの基本スキル

「話す」「聞く」能力は、当然の前提となりますが、
それに加えて、次の4つの基本スキルがあります。

  1. 観察力
  2. 表現力
  3. 質問力
  4. 分析力

まず、非言語によるアプローチの2つの基本スキルとして、

1観察力

これは、相手の非言語のメッセージを読み取れる能力です。

2表現力

これは、自分の意図を、的確に非言語で表現できる能力です。

そして、言語によるアプローチの2つの基本スキルとして、

3質問力

問題の解決に向かう、的確な質問ができる能力です。

4分析力

交流分析の理論を理解し、実践できる能力です。

3つのトレーニング手法

その主なトレーニング手法としては、次の3つがあります。

  1. 非言語のパターンの読み取りと表現
  2. ケーススタディ演習
  3. グループ・スーパーバイズ

それぞれについて説明すると・・・

1非言語のパターンの読み取りと表現

非言語のパターンを読み取り、表現するトレーニングを行い、「観察力」「表現力」を高めます。

これは、代表の中野日出美が、読字障害を克服した技法を応用したものです。

普通の人は、ひらがなやカタカナ、漢字と何万字と覚えることができます。

同じように、非言語のメッセージの代表的なパターンを、覚えることはできます。

このトレーニングでは、NLP(神経言語プログラミング)や交流分析などの技法もあわせて学びます。

2ケーススタディ演習

ケーススタディを使った演習を行い、「質問力」「分析力」を高めます。

現場で起きた具体的な事例に対し、交流分析の理論を適用し、分析する演習を行います。

たくさんのケーススタディを学ぶことで、現場での心理教育ができるようになります。

3グループ・スーパーバイズ

グループ・スーパーバイズを行います。

まず、セルフメンタルケアのやり方を学んで、共感疲労を防ぎましょう。

また、現場で使える様々なストレス・マネジメントやメンタルケアの技法も学びます。

そして、ご自分の問題があれば、その解決に取り組みましょう。

自分の人生脚本と向き合い、修正する方法を学びます。

2つのコース

このような3つのトレーニング手法に基づき、次の2つのコースがあります。

  1. 心理カウンセリング・プロコース
  2. 心理療法コース

まず、【中野式】心理カウンセリングを学ぶ、心理カウンセリング・プロコースからのご受講をおすすめいたします。

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