大人の愛着障害のいくつかの事例をご紹介しますが、全て実際に私が担当した実例です。 ただし、個人情報の保護の観点からご本人と特定できないような配慮をしております。 この事例の中には、今まさに生きづらさを感じている、生きることに苦悩しているあなたやあなたの大切な存在によく似たケースがあるかもしれません。 もしかしたら、この...
愛着障害の記事一覧
愛着障害を克服できないまま親になり、子どもを愛せない親の事例をご紹介します 子を持つ喜びを感じることができなかった沙織さんのケース 沙織さん(58歳)の両親は沙織さんが3歳の時に離婚しました。 母親に引き取られた後、お母さんは沙織さんが5歳の時に、生活苦を理由に蒸発してしまいました。 施設に引き取られた沙織さんが中学を...
愛着障害は、まるで遺伝子のように世代間を渡り受け継がれていく可能性があります。 つまり、愛着障害は自分1人の問題ではすまず、子ども孫にまで波及するものなのです。 だからこそ、どの世代で愛着障害を根だやしにするか、という視点が必要です。 そこで、世代間でどのように愛着障害が連鎖していくのかを説明するのと同時に、その連鎖を...
愛着障害が人間関係をダメにして、他者との関係を勝ち負けでしか考えられない事例をご紹介します。 周囲がライバルだらけの倫子さんのケース 倫子さん(42歳)は、自分よりも若い社員に自分が鼻であしらわれることに我慢がなりません。 美容部員の倫子さんは、高校を卒業してからずっと今の化粧品会社で勤務しています。 売上もずいぶん上...
愛着障害が人間関係をダメにして、いつも他人に振り回されてしまう事例をご紹介します。 彼からDVを受けている佐知代さんのケース 佐知代さん(29歳)が同棲している彼は、焼きもち焼きで、佐知代さんが友達と食事に行くのはもちろん、メールのやり取りや電話をすることさえも嫌がります。 だから、できるだけ仕事以外では外出しないよう...
どうしても人を信じられない真奈美さんのケース 愛着障害が人間関係をダメにして、愛されることばかりに執着してしまう事例をご紹介します。 真奈美さん(33歳)はいつも恋人に浮気されてしまいます。 だから今、付き合っている年下の彼に毎日 「ねえ、本当に私のこと愛してる? どれくらい好き?」 としつこく聞いてしまいます。初めの...
愛着障害が人間関係をダメにして、仕事も恋も長く続かない事例をご紹介します。 「自分なんか愛されない」と思い込んでいる拓也さんのケース 拓也さん(32歳)は仕事も恋愛も長続きしません。 これまで何度も転職を繰り返してきましたし、恋愛にしてもたいてい数ヶ月でダメになります。 「僕、仕事も恋愛も最初のうちはすごくいい感じなん...
愛着障害は、人との関係性をギクシャクしたものにしたり、壊したりする恐ろしい力を持っています。 私たち人間は、他者と常に何らかの形で関わり合ってしか生きられない生き物です。 そして、他者との関わりによって、より多くの幸福を感じる生き物でもあります。 そう考えると、愛着障害が人生に及ぼす影響力は絶大です。 この記事では、愛...
愛着についての心理学理論は、精神科医・精神分析家であるジョン・ボールビィによって提唱されました。 その後共同研究者であるメアリー・エインズワースとその弟子であるメアリー・メインによって、乳児と母親の愛着の発達やタイプが分類されました。 エインズワースは「ストレンジシチュエーション法」という実験で、子どもにとって見知らぬ...
愛着障害が「自己肯定感」を傷つけ、 自ら自分の体を傷つける行為をしてしまう事例をご紹介します。 過食嘔吐が癖になっている由紀奈さんのケース 由紀奈さん(27歳)の買い物かごには、お弁当3個、おにぎり数個、菓子パン5個、チョコレートやスナック菓子、清涼飲料水などが、ぎっしりと詰め込まれています。 ここはコンビニ。 由紀...
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代表 中野 日出美
中野 日出美
公認心理師、著述家。
愛着障害に悩む方のために、TAコラージュ療法や愛着再形成療法を、独自に開発しました。
26年間で3,500件以上の愛着障害に関するセラピー実績があります。
愛着障害に悩む方のために、TAコラージュ療法や愛着再形成療法を、独自に開発しました。
26年間で3,500件以上の愛着障害に関するセラピー実績があります。
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