大人の愛着障害を根本から克服する方法:症状とトラウマを正しく見極めるポイント

はじめに:なぜ愛着障害の改善が進まないのか?

「カウンセリングを受けているのに、なかなか良くならない…」
「自己啓発本を読んでも、一時的にしか効果がない…」
「頑張っているのに、また同じパターンで人間関係が破綻してしまう…」

このような悩みを抱えている方は少なくありません。実は、多くの人が愛着障害の改善において重要なポイントを見落としているのです。

それは「何に対処するか」の優先順位を正しく理解することです。

症状と根本原因の違いを理解する重要性

症状:今現在あらわれているもの

「大人の愛着障害」と見られる場合、大人になって経験する以下のような困りごとは、すべて「症状」です。

  • 人間関係がうまくいかない
  • 強い不安感に襲われる
  • 自己肯定感が極端に低い
  • パートナーとの関係が不安定
  • 職場での人間関係に悩む
  • 子育てに自信が持てない

これらは確かにつらく、日常生活に大きな影響を与えます。しかし、これらはあくまで「結果として現れているもの」なのです。

根本原因:幼少期のトラウマ

一方で、これらの症状を引き起こしている真の原因は、幼少期の愛着の傷つきによるトラウマです。例えば・・・

  • 親から十分な愛情を受けられなかった体験
  • 感情を否定され続けた記憶
  • 安全感を感じることができなかった環境
  • 自分の存在価値を認めてもらえなかった経験

これらの心の傷が癒されずに大人になると、様々な症状として現れます。そして、幼少期のトラウマが癒されずに現在も影響を与え続けている状態のように、受傷後も影響が長引くと、専門的には「PTSD」と呼ぶ場合があります。

さらに所定の診断基準を満たす場合は「複雑性PTSD」と呼ばれます。

なぜ多くの人が症状だけに注目してしまうのか?

症状の方が分かりやすいから

症状は目に見えやすく、具体的です。「人間関係がうまくいかない」「不安が強い」などは、はっきりと認識できます。

一方で、根本原因である幼少期のトラウマは:

  • 記憶があいまいな場合がある
  • 無意識レベルに潜んでいることが多い
  • 「それくらいのこと」と軽視してしまいがち

症状に気を取られて根本原因を見逃してしまうから

多くの場合、目の前の困りごと(症状)があまりにもつらいため、そこに意識が集中してしまいます。

「今すぐこの不安をなんとかしたい」
「人間関係の問題を解決したい」
「自己肯定感を上げたい」

このように症状に気を取られていると、「なぜこのような症状が起こるのか?」という根本原因の存在自体を見逃してしまいがちです。

また、幼少期の記憶は曖昧で、「そんな昔のことが関係するはずがない」と思い込んでしまうことも多いからです。

【中野式】心理療法による統合的アプローチ

3つのケアで包括的に対応

【中野式】心理療法では、症状と根本原因の両方に同時にアプローチする統合的な方法を採用しています。

1 メンタルケア(症状への対処と原因の明確化)

  • 交流分析の理論を用いて、現在の思考・感情・行動のパターンを理解
  • 日常生活で実践できる具体的な対処法を身につける

2 トラウマケア(根本原因の治癒)

  • 催眠療法を用いて潜在意識にアクセス
  • 現在の否定的な思考・感情・行動のパターンを作り出した原因である幼少期の傷ついた記憶を安全な環境で癒していく

3 スピリチュアルケア(魂レベルでの回復)

  • 日本人の死生観に基づいた魂レベルのアプローチ
  • 存在そのものの価値を実感し、自分らしさを取り戻す

なぜ統合的なアプローチが必要なのか?

症状だけに対処しても、根本原因が残っていれば、また同じような問題が繰り返し現れます。反対に、根本原因にだけ向き合って現在の症状を放置すると、日常生活に支障をきたし続けてしまいます。

両方に同時にアプローチすることで、「今を楽にしながら、根本的な解決を目指す」ことが可能になるのです。

症状とトラウマを見極めるための具体的な方法

1. 症状の整理をする

まず、現在抱えている困りごとを具体的に書き出してみましょう。

  • いつ、どんな時に困りごとが生じるか?
  • どのような感情になるか?
  • その時、どんな行動をとってしまうか?
  • その結果、どうなるか?

このパターンを客観視することで、症状の全体像が見えてきます。

2. 幼少期の記憶を振り返る

症状が現れる場面と似たような体験が、幼少期になかったかを振り返ってみましょう。

  • 親との関係はどうだったか?
  • 家族の中での自分の位置づけは?
  • つらい記憶として残っていることは?
  • 当時の感情はどうだったか?

無理に思い出そうとせず、自然に浮かんでくる記憶を大切にしましょう。

3. パターンの共通点を見つける

現在の症状と幼少期の体験に、共通するパターンがないかを探してみます。

  • 同じような感情の動き
  • 似たような人間関係の構造
  • 繰り返される反応パターン

これらの共通点が見つかったとき、症状と根本原因のつながりが見えてきます。

克服への近道:正しい優先順位で取り組む

まずは安全性の確保

根本原因に向き合う前に、まず現在の生活を安定させることが重要です。

  • 日常生活に支障をきたすレベルの症状への対処
  • 安心できる環境づくり
  • 信頼できるサポート体制の構築

段階的に根本原因に向き合う

安全性が確保できたら、少しずつ根本原因に向き合っていきます。

  • 専門家のサポートのもとで取り組む
  • 無理をせず、自分のペースを大切にする
  • 小さな変化も認めて、自分を労う

統合と成長

症状の改善と根本原因の癒しが進むにつれて、新しい自分らしい生き方が見えてきます。

  • 自分の本当の気持ちが分かるようになる
  • 健全な人間関係を築けるようになる
  • 自己肯定感が自然と育まれる

まとめ:根本的な解決への道筋

大人の愛着障害を克服するために最も重要なのは、症状と根本原因を正しく見極めることです。

症状への対処だけでは限界があり、根本原因だけに向き合うのも現実的ではありません。両方に適切な優先順位をつけて、統合的にアプローチすることが克服への近道なのです。

どんな複雑な問題に見えても、原因を究明すれば解決の道が見えてきます。これはどんな科学でも同じです。愛着障害も例外ではありません。

あなたも、まずは現在の症状と過去のトラウマの関係性を整理することから始めてみませんか?そこに、あなただけの克服への道筋が見えてくるはずです。

この記事があなたの愛着障害克服の一助となれば幸いです。より詳しい情報については、お気軽にお問い合わせください。

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